【Netflix】Black Mirror season1 ep3:人生の軌跡のすべて

アイキャッチ、NetflixBlack Mirror

こんにちは、りんごです!

最近Netflixオリジナル作品のBlack Mirrorにはまっています!ネタバレありで、感想と英語学習に役立つポイントをまとめてみたいと思います:)

使用デバイス

私はNetflixもYoutubeもAmazon Fire HDを使用しています。ちょうどいい大きさで、持ち運びもできます。iPadとかと比べると、お値段も手ごろだし、ネット契約なしで使えます。(Free Wifiに接続して使える!)

Netflixでは端末にダウンロードできる機能があるので、Wifiのあるところでいくつかダウンロードしておいて、バスや電車の中で観ることができます。


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The Entire History of You(人生の軌跡のすべて):あらすじ

画像、人生の軌跡のすべて

The episode, set in an alternative reality where most people have “grains” recording everything they do, see, or hear, and allowing them to play back their memories in front of their eyes or on a screen, tells the story of Liam (Toby Kebbell), a man who starts suspecting that his wife Ffion (Jodie Whittaker) might have had an affair.(Wikipediaより)

訳:
自分の行ったこと、見聞きしたものの全てを記録する”grains”というチップを、ほとんどの人が身体に埋め込んでいる世界の話。この”grains”を使用して、記憶を脳内で再生したり、スクリーンにうつして人に見せたりすることもできる。(ちなみに、一時停止とかズームとか巻き戻しとかもできる!)主人公のLiamは妻のFiが浮気をしているのではないかと疑い始める…。

感想:ネタバレあり

画像、人生の軌跡のすべて2

正確に記憶できるチップは人類にとっていいものなのか?

身体にチップを埋め込むなんて、きもちわるいと思うけど、スウェーデンでは手にマイクロチップを埋め込むことが広がっていると聞くから、そんなに奇妙な話ではないのかもしれない。

この”grains”があれば、過去に会った人の名前を思い出せなくて、きまずい思いをするってこともなくなるし、失くし物をしたときに、どこまで持っていたか、正確に確認することができる。このエピソードの中みたいに、浮気の証拠も見つけやすくなる。

記憶力がもっとよければ、もっと外国語の上達もはやくなるだろうし、学生時代に苦痛だった、暗記勉強は不要になる。(一度だけ単語帳を前ページぺらぺらめくっておけば、再生できる!)脳を使って再生するわけでなく、一度記録したテープを再生しているだけだから、脳は退化しそうだけど。笑

こんな風に、もっと正確に記録したい、覚えていたいっていうのが人間の欲求なのかなと思う。たしかに、こんなふうに、正確に記録できていたらいいこともあると思う。

でも、人間の脳がそんな風に正確に覚えていられないということは、覚えているべきじゃないってことなんだと思う。人間の脳は、嫌なことは忘れやすいようにできてるって、何かで読んだことがある気がするけど、自分が失敗したこととか、恥ずかしい思いをしたこととかを、いつまでも正確に覚えていて、思い出せちゃったら嫌ですよね。

大学生のころ、広汎性発達障害の子の施設にボランティアでおしゃべりしに行ったことがあって。そのときに、ある女の子が、何年も前の担任の先生が彼女に言った一言が、いまでもものすごく腹立たしくて、つい昨日のことみたいに私に説明してきて、びっくりしたことを思い出します。

嫌な記憶がいつでも引き出せる引出しに入ってて、ことあるごとにフラッシュバックするってつらいですよね。。。

話がズレちゃいましたが。笑 とにかく、このgrainsは、便利なようで、こわいサービスだと思います。Liamも最終的にすべてを失い、気ちがいになっちゃいます。。。

事実を追求することはそんなに大切なことなのか?

賛否両論な意見がありそうですが、人間関係において、事実を追求することってそんなに大事なのかな?と思います。パートナーの携帯を勝手にチェックするとか、秘密にしている過去をむりやり暴くとか。どっちもいい思いしないと思うんですよね。もちろん、浮気されていると思って、それを理由に別れたい場合とかは追求してもいいと思うんですけど。

このエピソードの場合、Fiは浮気をしていて、でも、Liamと一緒にいたいから、嘘をついている。Fiが浮気しているという事実にLiamはもう気づいている。そしたら、あとは、Fiとの結婚関係を続けたいかどうかを、自分の中で問うべきだと思うんですよね。許せるのか許せないのか。婚姻関係を続けたいのか、続けたくないのか。

でもGrainという技術があるせいで、映像が見れてしまう。そのせいで激昂してしまって、もうめちゃくちゃになってしまう。技術のせいで、ものすごく不幸になってる。

ってかね、Fiもすぐバレちゃう嘘をついて、余計に信頼度失うし、Liamの怒りをかってて、もうひやひやする。なんで、もっとうまく立ち回れないかな…。笑

それに、Fiが家を出たあと、Liamが繰り返し幸せだったころの映像を再生するところも、つらすぎる。別れたあととか、だれかが亡くなったあとに、実際の映像を手軽にいつでも再生できたら、なかなか受け入れられないですよね。

ドラマで英語学習

飛行機の搭乗手続きの際の係員のセリフ

Could you just rewind1 me your last 24 hours, quad speed3 that for me, please. Great, and back that up2 for me times 644 for the week.

訳:まず過去24時間の記憶を4倍速で見せてください。いいですね、次に1週間分巻き戻しを64倍速でお願いします。

1,2. テープの巻き戻しはrewind、back O upという言い方をするんですね。Redoとかっていう言い方も出てきます。

3,4. 〇倍速は、2倍速ならdouble speed、4倍速ならquad speed(このセリフでは形容詞)、64倍速はtimes 64って言うんですね。へえええ。

Grainを無理やり取られた(盗まれた?)子(Hallam)のセリフ

Hallam: I was gouged1 about 12 months ago.

Liam: Jesus2, was that painful?

Hallam: Total agony3.

訳:
12か月前にえぐり取られたの。
まじか、痛かった?
激痛だったわ。

 1. ネタバレすると、主人公のLiamはエピソードの終わりのほうで、自分でgrainをえぐり取るんですけど、えぐるは”gouge”というんですね。Hallamは人にえぐられたので、受け身の表現になっています。

 2,3. 日本語訳すると(私の訳のせいかもだけど)、軽い印象の言葉になっているけど、”Jesus”って言う時の「信じられない、まじか」っていう雰囲気と、agonyっていう単語(精神的・肉体的な激しい苦痛)の迫力すごい。。。英語って、語彙がほんとうに豊かだなあと思います。

 Hallamが、grainがない方が快適と言ったあとの会話

Jonas: It’s cool, it’s cool. I mean because more people, I mean it’s a big thing1 now right? Like, going grainless?

Colleen: I believe it’s huge with hookers2. I mean, no offence3!

Hallam: No, no, it’s okay. Well I’m pretty boring. One man at a time.

Boo!

Fi: Serial monogamist4.

Jonas: I’m a serial monogamist. I’m staying faithful to my cornflakes right now.

訳:
Jonas: いいんじゃない、ほら、だんだん増えてるわけでしょ、grainを外す人。
Colleen: ヤリマンたちの話でしょ。あ、悪い意味ではなく…
Hallam: うん、わかってるよ。まあ、私は平凡だけど。ひとりとしか付き合わないわ。
(冗談のブーイング)
Fi: Serial monogamistね。
Jonas: ぼくはSerial monogamistだよ。コーンフレーク一筋さ。(serialとCerealをけたジョーク)

1. Thingはもの・こと以外に、状況を表すときに使います。日本語訳しづらいんですけど、かなり使える用法だと思います。たとえば、日本では投票率が低いことが問題になってますが、It’s a thing now in Japan.とかって表現できます。

2. hookersは日本語字幕では娼婦となってますが、たぶん軽い女とかビッチくらいのニュアンスです。ちなみに、日本語と英語のビッチは意味が全然違います。英語では、ヤリマン的な意味よりは、「嫌な女、性格のわるい女」という意味です。

3. no offenceは「悪気はないけど」という意味です。言いづらいことを言うときに、よく枕詞にします。けど、悪気はないとは言え、よく目の前の人にヤリマンとか言えるなあ…ってかんじです。笑 私がもしこの場にいたら、はやくこの場から立ち去りたいと思いそう。笑 みんなほんと、ずばっと言うよなあ…

4. Serial monogamistは知らない表現だったんですけど、Googleで調べたところ、「いつでも恋人のとぎれない人」のことらしい。ってか、みんなHallamにあたり強くない?w こわいんですけど… そして、そのあとのSerial(連続した)とCereal(コーンフレークとかのシリアル)をかけたJonasのジョークは、分かればけっこう面白いと思ったけど、イギリス人的にはつまらないジョーク扱いらしい。日本でいう親父ギャグ的なかんじ?

おわりに

いかがでしたでしょうか。

個人的に、映画やドラマから英語を勉強することが好きなので、この調子で記事を書いていきたいなあと思います♡(Black Mirrorはたくさんエピソードがあるし、ほぼぜんぶおもしろい!)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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